2014年1月5日日曜日

柴田勝頼 後藤洋央紀 キッズ・リターン

 テキストなし。


蛇足)テキストあり。


更に蛇足)
以下、
2014.1.4 後藤洋央紀復帰戦試合
試合開始までの煽りのセリフ テキストおこし。

 ナレーション
ふたりの出会いは今から19年前、同じ高校のレスリング部だった。
部員が少なかったこともあり、いつも練習はふたりでやっていた。

後藤 毎日スパーリングはやってましたし、
   あと、ウェイトなんかでも、お互い負けたくないから、
   お互いこう、回数を多くやったり、重くしたりしてこう、。

柴田 レスリングはぜんぜん後藤、強かったっすね。
   その分努力しました。
   あいつが見てないところで、
   ウェイトやったり、トレーニングして、、

ナレーション
ふたりは念願だったプロレスラーの道へと進む。
いつかふたりで闘う日を想い描き、それぞれの道を、歩んできた。


2005年 柴田が新日本を退団
    格闘技の道へ


2008年 後藤がG1CLIMAX初優勝
G1 CLIMAX2008優勝インタビュー
 記者 この喜びを誰に伝えましょうか?

 後藤 今プロレス界から、遠ざかってますけど、
    格闘技界、柴田勝頼
    彼に、一番に、、伝えたいですね。


2012年8月13日両国 柴田が新日本に現れる
 柴田 喧嘩売りに来ました


 後藤 (当時を振り返って)やっぱり来たかって、気持ちですね。面白くなるなって。

 柴田 こうして、ね。リングで闘う事になってるんだから。
    まぁなんか、不思議だなと思いますね。


G1 CLIMAX2013 顎を負傷し柴田との対戦が消滅
柴田試合後インタビュー
 柴田 早く治せって。早く治せ。しっかり治せ。
    復帰戦は俺がやってやるから。絶対俺がやってやるわ。
    オレ待ってるよアイツを。オレが待ってる今度は。


G1 CLIMAX2013公式戦 柴田勝頼VS石井智宏のワンシーン
 実況 盟友後藤洋央紀の必殺技、牛殺しだ!


柴田 早く、続きがやりたい。

ナレーション
それは、あの頃に語った夢の続き
舞台はここ「東京ドーム」のリング。

自分はいまどれくらいなのか。
いまどこにいるのか。
それを知る方法はわかっている。
アイツと闘い、そして勝つ事。

後藤 プロレスの世界でもね。彼とホント競い合いたいんですよね。

柴田 高校の時から始まってるプロレスだなとは、思ってますね。

後藤 やっぱり、オレも怪我明けっていうところがあるんで、絶対遠慮して欲しくはないですし、。

柴田 オレが遠慮すると思いますか?(ハハッ)


煽りVTR終了

柴田、黒パンツとレガース姿で入場

実況 15歳で出逢い、共にプロレスラーになることを誓いました。
   高校時代、汗を流し、共にレスリングマットの上で、夢を語り合いました。
   いつか東京ドームで、一対一、男と男の真っ向勝負をしようと。
   34歳。約束の時が来ました。
   柴田勝頼が、約束のリングへと向かいます。
   この闘いは、ただのシングルマッチではありません。
   15歳から夢見て、現実の厳しさを、生きることの厳しさを、
   これでもか、これでもかと味わい、そして願いが叶った、生き様の闘い。
   魂の友を、待ちに待っていました。
   いざ、後藤洋央紀、柴田勝頼が約束のリングへと登りました。

柴田、青コーナーで静かに後藤の入場を待つ。

実況 魂の友を、リングの上で待ちます。

太鼓の演奏が始まる。

実況 勇壮な太鼓の音が、決戦の到来を告げます。
   柴田勝頼と後藤洋央紀の、戦が始まります。

太鼓の演奏が後藤の入場曲「覇道」に繋がる。
新コスチュームをまとった後藤が、
白装束と烏帽子、扇を持った一団の中から現れ、
花道入場口で一旦止まり、手の平を合わせ目を瞑る。

リング上の柴田は、リング上を見つめ、脚を伸ばしストレッチを行う。

実況 白装束に誘われ、荒武者 後藤洋央紀が、決戦の荒野に姿を見せました。
   リング上の柴田勝頼は、新日本を去る時に、あるものを後藤に託しました。
   いつか、IWGPに挑戦するときには、必ずこのレガースを身に着けて闘って欲しいと。
   IWGP王者になるという柴田の夢は、レガースと共に後藤に託されました。
   今宵後藤洋央紀は、託されたレガースを身に着けて、リングへと向かいます。
   柴田の思いと、後藤の思いが、レガースによって、リングの上で交錯します。
   男として生まれたからには、
   人生において、必ず、必ず勝たなくてはいけない時があります。
   復帰戦の相手は、高校時代からの盟友、柴田勝頼。
   魂の友は、すでにリングの上で待っています。
   いざ、柴田。
   15歳で夢見た、東京ドームのど真ん中、
   後藤と柴田にしかできない闘い、始まります。
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   以下、さらにさらに蛇足。
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2014.1.6 ニコプロインタビューにて後藤選手が語った
試合後のリング上の会話

柴田 これがプロレスだよな?

後藤 これがオレのやりたかったプロレスだよ。
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2014.1.6 ニコプロインタビューにて後藤選手が語った
退場時後藤選手が笑顔を見せた時の会話

柴田 後藤、これ後藤のベストマッチじゃないの?

後藤 (笑)
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試合後インタビュー<後藤選手>

- 素晴らしい試合でした。おめでとうございます。

後藤 このリングにやっと帰ってくることが出来ました。
   ありがとうございます。

- 今こう、柴田選手の肩を借りながら、退場してきた、
  どんな思いが胸にありますか。

後藤 俺達は今日、全力で、潰し合いました。
   それでも、殺し合ってるわけじゃないんでね。
   今日の試合は、オレと、アイツにしか、出来ない試合だったと思います。

- そうした中で、こう、柴田選手の技からも後藤選手へのメッセージが色々あったかと思うんですが、どんなものを感じましたか。

後藤 もう技ひとつひとつに、待ってたぞ。という声が聞こえました。
   今日勝ったことで、やっと、面と向かって、言えます。
   おかえり。
   プロレスに、おかえり。

- 柴田選手は、後藤選手がG1でケガをされた後、
  オレは新日本のリングで待っていると。
  そして復帰戦の相手はオレだと、言って迎えた今日の東京ドームでした。
  ここまでの五ヶ月間後藤選手はどんな思い出迎えましたか。

後藤 やっぱり、復帰戦のことだけを考えて、毎日生活していましたし、
   焦りも、もちろんあったし。
   想像出来ないことも、不安の中でやってきて、
   ホント今日、その結果が出たと思います。
   この苦しみに耐えて良かったと、思いました。

- 今日の試合、後藤選手は柴田選手から譲り受けたレガースを着けて、
  登場されましたが、そのあたり、いかがですか。

後藤 そうですね。
   彼が新日本を出て行ったから、
   オレはずっとこのレガースと共にね、成長してきたっていうものがあるんで、
   オレの成長を、みてもらう。
   そういう意味で、今日はこのレガースを、着けてきたんですけど、
   やっぱり、このレガースは、彼に戻す、戻すべきかも知れませんね。

- そのあたりは、おかえり。という意味も込めて?

後藤 そうですね。

- 後藤選手にとって、柴田選手から初勝利、でいいんですね?
  高校時代も含めて?

後藤 そうです。はい。初勝利。そう言ってもらって構わないと思います。

- この1勝、今後にどのようにつながるでしょう?2014年。

後藤 この1勝を機に、オレはトップに登りつめます。はい。それだけです。

- 欠場期間中、柴田選手以外の新日本の選手の事は、
  気にかけたり見てたりしましたか?

後藤 結果は見てました。はい。
   もちろん、ベルト戦線、気にならないと言ったら嘘になりますからね。
   やっぱり気になるし、ずっと見てました。
   やっぱり最後は、ベルトというのがオレの中にあるんで。

- この闘いを経て、柴田選手と、今後、組んでみたいとか、
  そういう考えは生まれました?

後藤 そうですね。この新日本プロレスで、競い合っていきたい。
   オレはそう思ってるんですけど、
   それは組んだとしても同じだと思ってる。大いに良いと思いますね。

- 最後、柴田選手の方から後藤選手に声を掛けに行ったシーンがあったと思うんですが、どんな言葉を最後にリングで交わしましたか。

後藤 これがプロレスだよな。そういうことを。

- ありがとうございました。

後藤 ないっすか?
   ありがとうございます。

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試合後インタビュー<柴田選手>

- 柴田選手、素晴らしい試合ありがとうございました。
  今、後藤選手の復帰戦を迎えて闘って、どんな思いが胸にあるでしょうか。

柴田 まずは(マイクのスイッチをONにして)
   まずは、後藤が、新日本に、いてくれて、ありがとう。
   そして今日、試合して、思ったことは、
   オレは、今、青春をしている(笑)
   なんかここまで、プロレスをやって、
   アイツのなんか、一発一発が、本当に効いて、
   ホント立ち上がれないぐらい、
   何度も、何度も、だけど立ち上がって、
   今日は最後アイツが勝ったってだけです。

- 最後、柴田選手の方から、後藤選手に肩を貸して、二人で肩を組んで退場して行かれましたが、そのあたりは柴田選手、どんな思いがあったんでしょう。

柴田 なんか負けたけど、負けた気がしないと(笑)
   立ってんのやっとなんですけど、
   意地です。

   ホントに、なんか、オレ幸せですね。
   いい同級生を持った。
   今後のことはよくわかんないけど、
   今日は、ん~、なんか、いいプロレスが、できた。それだけです。
   以上です。ありがとうございました。


Wallpaper of Katsuyori Shibata and Hirooki Goto.

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